AI-MAILs - メディカルAI人材養成産学協働拠点 | 大学教育再生戦略推進費「保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト」

カリキュラム:ニーズドリブンAI構築/アントレプレナーシップコース

ニーズドリブンAI構築/アントレプレナーシップコース

ニーズドリブンAI構築

研究や新たな知見の獲得のみでなく、ベットサイドに届き、人や社会に価値を提供することを目的としたAI-basedソリューションの創出を目指し、デザイン・アプローチを用いたプロジェクトの構築を行う。

アントレプレナーシップ教育

起業家精神の醸成を目的とし、医療・健康領域に新たな価値を生み出すために有用とされるプロセスを学ぶ。

受講方法

本プログラムのインテンシブOJTコースで行っている7領域の医療AI開発共同研究参画を予定する。インテンシブOJTコースの受講と並行もしくはその前段階で本コースを受講し、プロジェクトの構築とデザイン・アプローチの学修を目的とする。医療・健康領域に新たな価値を生み出すことを目的とするインテンシブOJTコース受講生は本コースの受講を原則として必須とする。

7つの領域
  1. ゲノム医療コース
  2. 画像診断支援コース
  3. 診断・治療支援コース
  4. 医薬品開発コース
  5. 介護・認知症コース
  6. 手術支援コース
  7. 医療業務支援コース

修業年限

2年間~4年間
(スタンダードコースの履修を必須とする。スタンダードコースの同時受講開始も可能とする。)

履修認定

7領域のいずれか2領域において、企業とのデザイン思考型共同研究に参画し、提出資料(レポートとピッチ資料)のVCを含む企業協力委員3名の評価と事業運営委員3名の事業運営委員による30分間の面接により履修認定を行う。

履修科目等

インテンシブOJTコースで示す7コースのいずれか1コースを選択必修とする(20単位)。

  1. ゲノム医療コース
    分子ネットワーク予測、病態パスウェイ予測、発症リスク予測、SNV病原性予測、SNVスプライシング予測、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクス、エピゲノミクス
  2. 画像診断支援コース
    CT/MRIによるマルチスライス画像処理、病理画像AI、OCT (Optical Coherence Tomography) 画像やハイパースペクトル画像等によるブロードスペクトラム(紫外~テラヘルツ光)画像処理、超音波画像等の医療動画処理
  3. 診断・治療支援コース
    システマティックレビュー(メタ解析)、予後予測信号処理(EMG ECG MEG EEG等)、RNN/LSTM等の時系列AI
  4. 医薬品開発コース
    フェノタイプ創薬、ゲノム創薬、クライオ電子顕微鏡、X線結晶構造解析法、ドッキングシミュレーション、ケムインフォマティクス
  5. 介護・認知症コース
    新城市を中心とした自治体の全面協力による産学官連携実地プロジェクトである「奥三河プロジェクト」参画による即時AIインプリメンテーショントレーニング、Eye-hand coordination detectionを用いた評価、介入 AIによる認知症予測、AIやIoTによる未病・健康センシングのプランニング~デプロイ
  6. 手術支援コース
    ヒトセンシングデータ処理、カメラ動画処理、音声AI解析、AR/VRによる出力系
  7. 医療業務支援コース
    医療従事者諸記録の自動化、IoTによる業務支援・機器管理AI技術開発、AI-RPA開発

修了者のキャリアパスイメージ・人材イメージ

  • 医療・健康領域における問題点とニーズの違いがわかり、ニーズに基づいたAI開発プロジェクトを構築可能な人材。
  • デザインアプローチを理解し、アカデミアや企業において、デジタルソリューションの創出をリーディング可能な人材。

履修対象者

●医師・看護師・診療放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・薬剤師の国家資格を持つ医療従事者
●将来もしくは現在、医学・医療・創薬・医薬機器・健康管理を専門とする非医療従事者(リカレント教育を含む)
●名古屋大学・岐阜大学・名古屋工業大学・名城大学・理化学研究所・連携企業に所属する方